SACRA MUSIC Fesについて書いてくださいとのご依頼がありましたので一か月越しにはなりますが全体を通して感想的なのを。個人のどこがよかったとかは流石に長くなりすぎるんで割愛します。
良かった点
音響
まずは何といっても音響の良さではないでしょうか、ライブにおいて音響はとても重要な一つで、特にバンドを起用しているフェス系ならこれはかなり大事だと思います。
幕張メッセは音響が悪いイメージが先行していたので最初のペンリサでかなり驚きました。
音楽について詳しいわけではないので詳細な説明ができるわけではないですがステージの構成としてセンターにスピーカーを配置してほぼどの席で聞いても同じように聞こえるというような仕組みだったので楽しめたのではないでしょうか。
歌える場所
次に、新人のシンガーにスポットライトを当ててくれたこと。
アーティストはステージに立って歌を歌うことが自分を1番前に出す表現方法であると私は考えています。
しかし近年はブログでもTwitterでも何度も述べているように声優に頼りがちになっており、歌える場所というのがだんだん少なくなってきています。そういう近年においてSACRA MUSICというLiSAや藍井エイル、EGOISTといった今のアニソンに大きく影響を与えたレーベルが”次の世代”のために開いたライブというのは非常に意義があったと思います。実際あのライブを経て新たなアーティストに出会えたという感想をTwitterでたくさん見かけましたしフェスのいいところをきちんと出せていたと思います。
改善してほしかったところ
セットリストに大幅な変化がなかった
これは連日だったので何とも言えないですけど、もうちょっといじってもらえるとさらに「行きたかった!」「行ってよかった!」が増えたんじゃないかなと思います。
まぁこの二日間はミリオンとバンドリがかぶっていたので交互にくるお客さんに配慮したのかなと勝手に思っています(笑)
バンドメンバーの扱いが雑
これが一番残念でした。ライブは曲だけでなくバンドメンバー、時にはダンサーがステージに立ち盛り上げるという構造、これでライブが完成すると思っています。
しかし、ステージの構成上仕方ないとはいえ端っこのほうに集めておくというのはちょっともったいなかったなと思います。自分はバンドメンバーの見える位置にいたのでキーボードの今井隼さんや、ドラムの山内優さんがとても楽しそうに演奏しているのが見えて、こっちも楽しい気持ちになりました。
邪推、込められたメッセージ
こっからはただの妄想です。
まずTrySailをトリ前に持ってきたこと、これはなによりもわかりやすい近年のライブの象徴だと思いました。実際TrySailは近年のライブで観客を大いに盛り上げてくれる存在で自分も好きなユニットです。でも、それでも結局最後の大トリは”LiSA”だった。
この10年アニソンをけん引したのは彼女だ。すでに新人(NEW GENERATION)ではない。もし本当に新人だけで構成するならここでのトリはきっとTrySailだった。
LiSA×藍井エイル
の最後のこぶしを突き合わせるシーン
これがSACRA MUSICのという世界の完成だと思います。このシーンを見た次の世代はきっとこれを超えようと、自分の世界をさらに濃いものにして5年後10年後またステージで最高のライブを見せてくれると思います。